お施主様にご希望のインテリアのイメージを伺うと、よく 「北欧スタイルにしたいです」 というお声が返ってきます。
北欧スタイルとは、スカンジナビア半島のノルウェー・スウェーデン・フィンランド・デンマークなどの厳しい冬の寒さで知られる地域で生まれたインテリアスタイルです。
スウェーデン発の世界最大の家具量販店イケアなどでも北欧インテリアが購入できるので、ここ何年間かは日本でも人気のインテリアスタイルとして注目されています。
その北欧フィンランドが生んだ、北欧モダンデザインの第一人者ともいえる、20世紀を代表する建築家でありデザイナーの‘アルヴァ=アアルト’の回顧展を観に、葉山の神奈川県立近代美術館へ行って参りました。
この展示の目玉としては、第3展示室 海側の体験型展示ともいうべき‘アアルトルーム’。なんと実際に、アアルトデザインの‘名作椅子’に座れる展示室が用意されているのです!
一般的にインテリアデザインの展覧会といえば、実際には使うための家具である作品がただ目の前に陳列されながらも触ることはおろか、実際に座るなどもってのほか。
しかしこの‘アアルトルーム’では全ての‘名作椅子’に、心ゆくまで座り尽くしていいのです!柔らかで有機的な曲線、自然の要素を取り入れた質感、建築や家具への視点を体で感じ、‘座る’という単純なことがただただ楽しい˖✧˖°
同展は2014年9月にドイツからスタートして、スペイン、デンマーク、フィンランド、フランスと巡回した国際回顧展で、葉山の次は東京でも開催予定ですが、あの‘タンクチェア’に深く腰掛け、窓の外に広がる海を眺めてのんびりできるのは、マッケンジーハウスのホームグランド、湘南という立地にある美術館だからこそ味わえる醍醐味です!
最後に、「ぜひ我が家にも北欧スタイルを取り入れたい!」という皆様に、北欧スタイルの特徴をお伝えさせて頂きますね!
■天然素材(プリントも含む)を使用する
温かみのある木の風合いのシンプルな家具が基本です。機能性はもちろんのこと、天然素材を使用することで機械的な感じのない温かみを感じられます。木材では、パイン材、ビーチ材、オーク材などが多く、木目の強いパイン材を使う場合、あまり素朴すぎるのはカントリー的なイメージが強くなるので注意が必要です。成形合板(プライウッド)など加工された木材を使うことも多いです。
■アースカラーを使う
北欧インテリアの基本は『アースカラー』です。アースカラーとは、土・木などの自然をイメージさせる落ち着いた色合いのことです。
■壁紙・ファブリックにこだわりを
北欧のファブリックには、花・鳥・動物などの自然の動植物をモチーフとしたデザインのものが多く見られます。
また、幾何学模様のファブリックも多く見られます。色合いもカラフルで明るい色・アースカラーの落ち着いた色・モノトーンでシンプルな色など種類が豊富です。また、動物をモチーフとしたり、差し色に明るい色を入れたりすることで、楽しい気分になれるような工夫もあります。
シンプルでいて、ほっと一息つける北欧スタイルは、日本でも大人気です!
北欧スタイルには、厳しい寒さの冬の時期にあまり外出せず、家の中で過ごすことが多い北欧ならではのアイディアがたくさん詰まっています!
基本はシンプルに、自分らしい味付けの北欧スタイルを取り入れたい方は是非、マッケンジーハウスのコーディネーターまでご相談下さいね!