我が家では節分に『柊鰯(ヒイラギイワシ)』を玄関に飾ります。
主に西日本の風習ですので、皆様にはピン!と来ないかも知れませんね。
『ヒイラギの小枝に、焼いたイワシの頭を刺して飾る』のです。

柊はモクセイ科の常緑広葉樹で、光沢があって鋭いとげとげしい葉が特徴です。
古くから邪気の侵入を防ぐとされていて、家の表鬼門(北東側)に鬼門除けの庭木として
植えられてきました。実際に葉の棘は刺さると痛いので防犯目的でも利用される庭木です。
(豆知識です)

古くから“臭いのキツイもの”や“尖ったもの”は魔除けや厄払いに使われています。
イワシは焼くと、臭いが引き立ちます。
柊の棘が鬼の目を刺して家の中に入って来られないようにします。
さらに焼いたイワシの臭いで、鬼を近寄らせません。
なので“節分の夜に鰯の頭など臭いのするものを焼いて、
家の出入り口に刺して、疫病神を追い払う”という風習なのです。

柊鰯(ヒイラギイワシ)は平安時代の風習に由来し
『鰯の頭も信心から』のことわざにもあるように
第三者からみる鰯の頭の様につまらないものでも
信仰の対象となれば尊いモノに見えてしまう。
皆様は如何でしょうか?

鬼を払い、家族の笑顔を守りましょうね。
武漢ウィルスに負けず、手洗い消毒うがいで
乗り越えましょう♪👍