黒い箱に、赤サビ柄のアクセント壁が目を引くお家。
住まう方、住まい方、一つでも違うと、間取りもデザインも全く違うものになるのが、注文住宅のおもしろさでもあり、難しさでもある。
要望を聞けば聞くほど、住まう方のことを知れば知るほど、難易度も上がる。
でも聞かなければ、より良い提案もできない、お客様にも想定以上の暮らしやすさを提供できない…と思っている。
そんな折、初めてお会いするときから“暮らし方”を明白にまとめてくださっていたお施主様が。
いくつか間取りも検討してくださっており、見事に生活を具現化できておられた。
その間取りをベースに、サイズ感や動線、収納スペースなどのこまかいところをアドバイスさせていただきつつできあがった、F様専用・住宅。
玄関を入ると…
正面にテラスドア。その奥がテラス。
家の中に入ったのに、もう、外がすぐそこに。
ちょっと不思議な感覚で、面白さと視線の抜けで広さを表現。
左斜め奥に進むと…
LDK。
わんちゃんが粗相しても掃除のしやすい、土間リビング。
実際はタイルフロアというものを貼って仕上げています。
L字の低い壁は、ワンちゃん進入防止・腰掛け・ゲート突っ張る壁、の3役。
上がってるところ・下がっているところ、
出っ張っているところ・引っ込んでいるところ、
壁のところ・窓のところ、
それぞれを大きく区分けするとスッキリシンプルに仕上がる。
リビングの奥に見えるのは、書斎。
OSBボードの有孔タイプで、色々打ち付けたり、引っかけたりもできる。
書斎からリビング~庭まで眺められる。
テラスがリビングの床と相まって、それぞれを広く感じさせてくれる。
一部を切り取ったこの写真では、
この家のお施主様が、どんな暮らしを望まれて、このお家になったのかをお伝えしきれませんが…
パッと見ではわからない“想い”が伝わっていただければ、何よりです。
”どのような暮らしがしたいか”
ここから、家づくりははじまります