先日、鎌倉にあるBAM鎌倉(英国アンティーク博物館)に行ってまいりました。

BAM鎌倉は、鶴岡八幡宮の若宮大路通り沿いに建っており、鶴岡八幡宮からは歩いて1分ほどのところにあります。

 建物の設計をしたのが建築家の隈研吾さんです。
外観は自然素材と鎌倉の伝統工芸『鎌倉彫』をモチーフにしたヒノキを前面に使用した外観が特徴で下から上にかけてサイズが変わることで視覚的な効果を生み出しています。

伝統と現代が融合した美しい建物でした。


 

 展示内容は館長の土橋正臣さんが長年にわたって集めた100年以上の歴史を持つ本物の英国アンティークが展示されています。
4階建ての建物で1階はミュージアムショップで2階から4階が展示室になっていました。


 

 2階はジョージアン時代(1814年~1830年)の部屋になっており英国製のハープやシルバーなどが展示されています。

 3階にはシャーロック・ホームズの部屋が原作に基づいて再現されてました。
ホームズと縁の深い貴重なアンティークが展示されています。これらは100年以上前に実際に使用されていたものらしく、ヴィクトリア時代の世界観を感じることができました。

 4階はヴィクトリア時代(1837年~1901年)イメージした部屋になっていて世界最高峰の蓄音機などが展示されていました。

最後に4階には隈研吾氏がデザインした立礼式茶室があります。
建築前、土地の発掘調査をおこなったところ、鎌倉時代のものと思われる木材が出土し、掘り起こされた家屋の土台材であった根太を壁の装飾に用いていて、壁紙はこの土地から掘り起こした土を和紙に漉き込み壁紙に使ってるそうです。


写真では見えないですが茶室の窓からは、鶴岡八幡宮の鳥居と裏山の風景が見え、自然の掛け軸の仕掛けになっていました。


BAM鎌倉は、隈研吾さんの美しい建築と英国アンティークの魅力が融合した素晴らしい場所でした。
ぜひ訪れて、その魅力を体験してみてはいかがでしょうか(*^^*)