本年度の土木学会選奨土木遺産に『相模大橋』が認定されました。
相模大橋は神奈川県厚木市と海老名市を結ぶ相模川にかかる橋です。
長さ381メートルあり、日本で初めて、活荷重20 tで設計され1955年(昭和30年)に完成し、
主桁の大半に通常の鋼よりも強い高張力鋼が使われているゲルバー桁橋です。
因みにゲルバー橋とは、橋脚と橋脚の間にヒンジを設けた橋で、曲げモーメント(曲げようとする力)とたわみを減らすことが出来ます。
実は私はここを通勤で毎日のように通っているのですが、橋の上で停車している際に少し揺れるのが慣れないとコワイのですが・・・。身近な相模大橋が日本の橋の技術発展の礎となっているなんて、何だかより身近で親近感を持ちました。
皆様の住む地域にもいろいろと新しい発見があるかもしれません。そして、その歴史を知った時、今までと違った見方が出来て興味がでたりするのではないでしょうか。
▲ 写真:神奈川県ホームページより