姫路市立美術館にて「隈研吾流オノマトペで見る建築 姫路編」が開催されており見学してきました。
隈研吾さんは「姫路城はツンツン、圓教寺はパラパラ、姫路市立美術館はコツコツ」と、建築物の本質をオノマトペで表現されていました。
建築を塊ではなく粒子として周囲との関係性の中でとらえて使うオノマトペには、ご自身が建築論で試みてきた要素がつまっておられるのでしょう。
姫路城のツンツンとは
屋根のソリは、屋根という面であり線であるものを点へと近づけるため、ソリの激しい中国建築の屋根をとりあげているようですが、隈研吾さんはそれを「点の建築、すなわちツツンとした建築の極致であるように感じられる」と表現されています。(説明の一部を私なりの解釈にて)
感覚的に個体を粒子や点ととらえる発想、表現。やはり凄いですね。
上記3つのオノマトペに象徴される隈研吾さんの代表的な建築作品が、模型で展示されていたのでひとつご紹介します。
一番身近なところで熱海市にあるこの建物。
一本の樹木のような建築物。柱が無くても強度がある構造になっています。
模型も、館内入口を入ってまず目にとまりました。
まだまだ他にも沢山ありましたが今回はこれで。
近くでこのような催しがあればまた行きたいです。