先日、傾斜地を活かした小室山山頂カフェの特徴的な外観デザインを目にしたのでご紹介します。
小室山の山頂に建つ「Cafe 321」は、自然の地形を巧みに活用した外観デザインが印象的です。斜面に調和したフォルムと自然素材の使用が、景観と一体となった美しい佇まいを生み出しています。

建物は傾斜に沿うように配置されており、段差を活かしたフォルムはまるで自然の一部のように風景に溶け込んでいました。斜面に対してしっかりと水平ラインを保ち、控えめながらも個性を感じるデザインです。
また、外観のアクセントとして印象的なのが、大きく設けられた開口部。山頂からの眺望を最大限に活かすよう計画されていることがうかがえます。外から見たときにも建物の表情を豊かにし、光や景色が建築に取り込まれる様子を感じさせるデザインです。
地形の特性を活かし、景観とつながるように設計されたこのアプローチは、私たちの住まいづくりにも通じる大切な視点だと感じました。山頂からの見晴らしは絶景なので、小室山にお越しの際は建築とあわせてぜひ堪能してみてくださいね。