以前ブログで横浜・三溪園をご紹介しましたが、今回は園内に点在する歴史ある「建物」について触れてみたいと思います。
三溪園には各地から移築された貴重な建築が数多く残されており、歩いていると、まるで日本建築の歴史をたどる旅をしているような感覚になります。
茅葺屋根の古民家や数寄屋造りの茶室など、それぞれ異なる時代や用途を持ち、ひとつひとつの柱や壁に物語が刻まれているようでした。
中でも印象的だったのは、国の重要文化財に指定されている「臨春閣(りんしゅんかく)」です。

江戸時代初期、紀州徳川家の別邸として建てられたと伝えられるこの建物は、
その建築美から「東の桂離宮」とも言われています。
普段は内部に入ることはできませんが、だからこそ外から眺めるその佇まいは格別です。
数棟が渡り廊下でつながる優美な構成は、池や庭園の景色と調和するよう巧みに配置されています。

建物そのものの造形はもちろん、周囲の自然との関係性まで計算し尽くされていることに、あらためて感動しました。
三溪園は、庭園としての美しさはもちろん、建築を通して日本の文化や暮らしの歴史を肌で感じられる場所です。
横浜にありながら、まるでタイムスリップしたようなひとときを過ごせる三溪園。
移り変わる季節と名建築を見に気になる方は足を運んでみてはいかがでしょうか(*^^*)