前回から引き続き、大光電気「新商品発表会レポート」をお送りします。
本日は、当日開催されていたセミナーレポです!
講師は照明デザイナーの花井架津彦氏。
大光電機の照明設計集団TACT(タクト)に所属し、住宅照明を専門として、
ハウスメーカー・建築家を中心に照明計画を手掛けるスペシャリストです。
今回は『住まいの照明設計塾』というテーマで
① 開口 ②外構 ③内装 以上、3つの観点より
照明計画のコツをお話しくださいました。
最近 アウトドアリビングの流行や、癒し空間の演出などで
‘大開口(窓)’を用いた住宅が増えて来ています。
しかしながらせっかくリビングの外にキレイな植栽を植えても
外構の照明が無ければ夜は真っ暗で見えないですし、それ以前に
リビングの照明が窓に映りこんで、お庭がまったく見えません。
なぜなら、開口(=窓)は昼間は‘透明’ですが、夜は‘鏡’になってしまう為です。
そうならない為に花井氏は
「どのような照明機器を選定し、どのような照度で、どのように配灯するか」
「壁面の色を工夫すれば、‘見せたい’ものを‘キチンと見せる照明計画となる」
「樹種から考えるライトアップ」
など、沢山の実例を用いて具体的にお話しくださいました。
中でも、
「庭を含めた外構は 穏やかなあかりである‘月あかり’が大きなヒントになる。」
というお話しが印象的でした。
自然界の光に優るものはありません。
それを人工の照明で再現できるというのですから、
こんなに素晴らしいことはありませんよね!
より高いところから光を落とし込みます。二階建ての家の場合は、2階の軒下がベスト。
そのためには家を建てる段階で、どのあたりにどんな樹木を植えようか、考えておく必要があります。
内と外の照明計画をバラバラで考えずに屋内外をセットで考えると、
リビングから庭の景観を楽しむことができ、かつ、
夜の庭での過ごし方も広がります。
このように `更なる潤いのある暮らし‘を皆様へご提案すべく、
我々コーディネーターも非常に勉強になった素晴らしいセミナーでした!
※画像は大光電気さまのHPよりお借りしています。