『Le Corbusier〈ル・コルビュジェ〉』
皆様もどこかで、名前を聞かれた事があるかも知れません。
20世紀最大の巨匠といわれ、近代建築に大きな影響をもたらした、
スイス出身のフランスで活躍した建築家です。
この度、コルビジェが日本に唯一残した建築「国立西洋美術館」で、
世界遺産登録後初の『ル・コルビュジエ展』が開催されているので行って参りました!
日本で『コルビュジェ展』は過去に何度も開催されましたが、今回何が凄いかと言うと、
コルビュジェ自ら設計した建物の中で、コルビュジェの作品をたっぷり楽しめる!という点です。
建物と作品が共鳴しないわけないですよね〜!!
、、、と
とても期待していましたが今回の展覧会、
コルビュジェの提唱したフランスの造形運動‘ピュリスム’と、
ピカソで有名な‘キュビズム’の絵画展示が大部分を占め、
最後に少しだけ建築・インテリアの展示内容でした ;;
やはりコルビジェと言えば‘ 建築 ’なので、私としては 、、、
「 椅子を出して! 家をみせて!!!」
となりました ;;
とは言え、絵画の展示が退屈だったからこそ( 、、あ、言ってしまいました; )
会場である【 国立西洋美術館 の‘ 建築の素晴らしさ’ に改めて気付く!】展覧会ではないかと思います。
建物の入り口に近づくと、柱で建物を浮かせた‘ピロティ’と呼ばれるスペースがあります。
現代では、住宅の駐車スペースや通路としても使われる‘ピロティ’。
今でこそ一般的なものですが、この‘ピロティ’という建築の様式は、コルビュジエが世界で初めて提案したものです。
ロビーにはさり気なく、常設のコルビュジェの椅子が、、、
そしていよいよ展示の始まりとなる‘19世紀ホール’は、予想もできないような高い天井に圧倒されます!!
空間自体が作品ともいえるこの場所。
三角形に切り取られた天窓からは自然光が降り注ぎ、
まるで教会に足を踏み入れた時のような静粛な気持ちになり
暫し、、、豊かで静かな時間と空間を楽しみました。 .。.:*・゜゚・*
‘日本で、唯一’。
建築家 ル・コルビュジエが日本に残したただ1つの建築は、
上野恩賜公園内で今もなお、時を刻み続けています。