先日、横須賀市や横浜市で異臭騒ぎがあり、地中からガスが出ているのではないか、
地震の前兆かと心配するようなニュースがありました。
現在のところ原因はまだわかっていないようですが、
ご存知のとおり、日本列島には4つのプレート(岩盤)があって、
このプレートどうしがズレたり、ぶつかったりすることで地震となります。
日本に住んでいる限り、地震に無関係ではいられませんので、
住宅を建てる際には耐震性を求めるのが当たり前となっています。
これは他国にはあまり見られない傾向かもしれません。
また、これまでに発生した震災から耐震基準の改正も行われています。
1981年の「新耐震基準」では震度6強~7程度の揺れでも倒壊しないような造りとなっていますが、
1981年より前に建てられた住宅ではこの基準ではないので注意が必要です。
昔の木造住宅は、建物の南側に大きな窓がいくつも連続していたり、
部屋の間仕切りが襖と障子だったりと壁が不十分なことも多く、
大地震で倒壊する懸念があります。
このような住宅の耐震性を上げるためには、
耐力壁を増やすとともに耐震ブレースなどを適切に配置することが重要だと思います。
是非この機会に思い切って建て替えをご検討いただく!
また、建て替えが難しい場合には耐震リフォームをご検討されてみてはいかがでしょうか。
先週、鎌倉にある築約70年の古民家の蕎麦屋さんに行ってまいりましたが、耐震補強がされていました。
因みにこちらのお店はテラス席もあり、庭園の松の木と建物との調和を感じながら食事ができる
居心地のよい蕎麦屋さんで、“せいろ”もとても美味しかったです。