私がコーディネーションに入る段階で設計担当から引き継いだ間取りは


・天井を塞がないようパーテーションで部屋を区切り、壁や仕切りを極力排除


・扉は圧迫感のない引き戸で統一


、、、されたものでした。


そこから更にお施主様にご希望をお伺いし、私がイメージしたコンセプトは、、、


『アートギャラリー』. :*:.。.:*


アート作品① ぬ~り~か~べ~ぇ~


イメージは「ゲゲゲの鬼太郎」に出てくるそう!あれです!笑

ご提案当初描いたイメージパース ↓



空間の中央にドーンッと突如出現する、ジリジリ焦げた風合いの、

真っ黒い存在感のある間仕切り自体がアート作品。

正面には壁掛けTVを設置し、ピンスポットの下にはオブジェや陶磁器、ガラス小物などを飾ります。



更に背面にはお施主様がコレクションされている帽子を飾る為、奥行きのあるニッチをくり抜きました。



アート作品② 【COOL&WARM


大理石調の床(COOL)。

毛皮調の壁紙、レザー調のカウンター(WARM)。



対比するイメージを持つ2つの素材を掛け合わせ、

視覚的にそのコントラストを楽しむアート空間!

たかがトイレ!されどトイレ!の思いでコーディネーションしました。


アート作品③ 凹凸(でこぼこ)ウォール


クロスの中でも特に凸凹が強く出る「ハケ引き左官調」のクロスを

玄関正面から階段まで一気に貼りこみました。

上から降り注ぐ光を受けてできるその陰影は、見る角度によって表情を変え楽しめます!



アート作品④ 【ミステリー階段


「到着するまで行き先が分からないミステリーツアー」は聞いた事があるかと思います。


我々マッケンジーハウス関係者には最後までどんな色に塗装されるか分からない!!

知っているのは ‘お施主様のみ’ のドキドキわくわくな「ミステリー階段」!


お引渡しは時は無塗装状態で。


後日、お施主様のご友人が塗装され、仕上がって来たのは、、、、


「シルバー!!!」



最後のアート作品は、

我々の固定概念を見事に覆させられた

お施主様による、斬新でカッコイイ! アートな階段でした!!


空間はあくまでもシンプルに!

しかし住まわれるお施主様、またそこに遊びに来るご友人の感情を

‘ちょこっとくすぐるアートな仕掛け’ を散りばめた

遊び心あるお宅に仕上がったのではないかと思います。


注文住宅は1つ1つオーダーメイドが当たり前。

いかにお施主様のご希望を汲みつつ最善のご提案ができるかが、私たちの使命です(^^)