清閑亭

小田原市南町にある国登録有形文化財『清閑亭』に行ってきました。

こちらの建物は、福岡藩主黒田長知の長男・昭和初期の政治家黒田長成侯爵の旧別邸です。

今は小田原市が所有しており、「食」を通じて小田原産の食材や伝統工芸品などを使用した料理を通じて、公民連携をしながら清閑亭の魅力や文化の情報発信をしているそうです。

今回は建物見学のみさせていただきました。

建物は明治39年頃に造営された数寄屋風書院造り。

数寄屋建築の特徴の面皮柱。瀟洒な下地窓。網代天井や駆け込み天井。窓には歪みガラス。

大きめに面をとっている柱と丸い桁とを綺麗に納めるには相当の技術が必要らしいです。

ガラスが歪んでいるのが分かりますか?

このガラスは昔の技術で、現代の技術は発展していますが逆にこの歪みは出せないようです。

こちらの襖は一枚板に絵を描いています。

時とともに色が剥げてきたり劣化したりしていますが、今は技術を持った職人さんが減っているので

そのままを残すか新しく修繕するか悩ましいところとおっしゃっていました。

古き良き建物をずっと残せるといいですね。

この清閑亭がある場所は、明治中頃から日本でも屈指の大別荘地となりました。

小田原の町や相模湾を一望する素晴らしい眺めに恵まれています。

そんな小田原市南町に当社分譲地もございます。

駅までの通り道にマッケンジーハウス小田原支店もございますので

お気軽にお立ち寄りください。