大雨など気象の変化も激しいこの頃、体調を崩さない様どうぞご自愛ください。
さて、本日5月31日は「古材の日」
古材の再活用に向けた事業を展開する株式会社アステティックスジャパンが制定したとの事。
日付は「こ(5)ざ(3)い(1)」と読む語呂合わせから。
古材とは、築50年以上の古民家や建物から取り出された木材のことを指します。
これらの木材は、長い年月をかけて自然乾燥されており、極度に乾燥された本枯れかつお節の様に、新しい木材にはない強度と独特の風合いがあって、古材の表面にある黒ずみや経年劣化による割れや傷が逆に魅力となっています。
例えば、古民家カフェや古民家風の旅館などでは、古材を再利用することで独特の雰囲気を醸し出しています。
古材を使うことで、新築材の使用を減らし、廃棄物の減少や持続可能な建築資源の確保にも寄与し、
最近よく言われている、SDGsの中の下記の目標にも貢献しています。
目標11:住み続けられるまちづくりを(Sustainable Cities and Communities)
古材の利用は、歴史的建物の保存や再利用を促進し、都市の歴史的、文化的価値を維持することに貢献します。また、再利用された古材は、新築材の使用を減少させ、廃棄物の削減に寄与します。
目標12:つくる責任 つかう責任(Responsible Consumption and Production)
古材の再利用は、持続可能な消費と生産のパターンを確保するための具体的な実践です。廃材の再利用を通じて、資源の効率的な利用と廃棄物の最小化が実現されます。
目標13:気候変動に具体的な対策を(Climate Action)
木材の再利用は、新しい木材を生産するために必要なエネルギーと資源を削減します。二酸化炭素で育った木材を燃やさずに残す事により、温室効果ガスの排出削減にもつながり、気候変動の緩和に貢献します。
目標15:陸の豊かさも守ろう(Life on Land)
森林伐採の削減は、生態系の保護と生物多様性の維持に重要です。古材の利用は、新しい木材の需要を減らし、森林の保護に直接寄与します。
マッケンジーハウスの建物も、代々住み続けられ、古材が多くとれる様な建物を目指したいものです。