岸邸は木造2階建て、瓦葺寄棟造。現在厚木市の有形文化財となっています。明治24年に建てられた近代和風の伝統的な建物。増改築をし100年以上にわたり住んでいたとのことです。当時養蚕農家で財を成していたからか、520坪の広大な敷地。建物は120坪。部屋は全部で15部屋。どの部屋を見ても職人の技術が随所に見ることができます。
欄間の透かし彫り、襖の組子、幾何学模様の窓ガラス。ランプシェードがおしゃれです。見どころ満載で立ち止まって目を見張るばかりでした。
なかでも、圧巻だったのが2階のガラス窓です。赤色の市松模様。斬新です。そして当時では珍しい2階に増築された洋室。外壁も洋風でした。建具にはなんとハートが、 かわいい❤️
猪目(いのめ)といって、日本古来の文様、建築装飾の一つで、災いを除き福を招く意が込められているとのことです。
スッタフの方によると、壊れてしまうと修復するのに同じ物が無く、直せる職人も少ないので、維持するのも大変とのことです。
厚木駅からバスで40分位と、少々遠いですが、是非行ってみてください。なんと入館料無料です。
因みに、車で数分の所にTVでも紹介された、タマゴサンドの黄色い自販機があります.。美味しかったですよ。こちらも是非(^^)