先日、大磯の明治記念大磯邸園内にある旧大隈重信別邸・旧古河別邸に行ってまいりましたので
ご紹介します。昨年の11月23日より建物内部が公開されるようになりました。
明治期を代表する政治家・大隈重信が避寒や避暑のために晩年利用した別荘です。1897年(明治30年)に購入され、ここで多くの政治家や文化人を迎え入れ、重要な会談や社交の場として利用されたそうです。
1901年(明治34年)に大隈重信の手を離れ、古河家が購入。その後増改築がなされ、現在まで引き継がれてきました。
建物は、2020年に大磯町指定有形文化財に登録され、その歴史的価値が認められました。
建物の特徴は 木造平屋建寄棟造りで屋根は金属板瓦棒葺が採用されています。そのため、建物全体に優雅さと重厚感が漂っています。
邸内は貴重な神代杉を使用した書斎『神代の間』や賑やかな宴が開かれた『大広間』があり当時の生活や社交文化を感じることができます。
大広間には菊水紋の透かし彫りや皮付き丸太の床柱など採用されています。
部屋にはわかりやすい説明が添えられており、一つ一つが当時の歴史的背景を理解できるようになっています。
建物を囲む庭園はとても広大で四季折々の風景が楽しめると思います。
隣には陸奥宗光別邸跡・旧古河別邸がございますので、あわせて拝観することで明治時代の雰囲気感じることができます。
入場料は無料でしたので近くに行った際はぜひ訪ねてみてはいかがでしょうか(*^^*)