耐震

SNSなどで2025年7月5日に大災害が起こるという都市伝説的な末論」の発信が話題となっています。トカラ列島での地震活動が増加しており、これが7月5日の前兆であるのか、またその後に何らかの大きな地震が来るのかが話題となっています。

そこで今回は、地震が起きる前に、家が倒壊しないために気をつけておきたいことについてお話したいと思います。

まず、地震の時に大きな影響を受けるのが家のバランスです。

バランスが良い家というのを簡単に言うと、家に満遍なく壁があって耐力壁を設けている家。

反対にバランスが悪い家というのは、壁に偏りがある家のことを指します。

昔の家屋を見てみると、南側はほぼ全面開口部(窓)になっていて、北側はあまり窓がなくて閉じているという家を多く見かけます。

このような形は、日光を取り入れるためには理にかなっているのですが、地震への備えと言う点では大きく劣ってしまうのが弱点になってしまいます。

壁が多い北側の方が地震の揺れに強く、開口部の多い南側の方が地震の揺れに弱いので、地震の力により家がねじれてしまい家の倒壊に繋がってしまうんですね。

そのため、南側が大きく開いている家は南側に耐力壁をつくってバランスの良い家に変えることで、地震の時に家が倒壊するのをかなり未然に防ぐ事ができるようになります。

最近の家は耐震性が向上していたり、屋根の重さを計算して構造設計していることが多いのでそこまで大きな影響はありませんが、自分がこれまで住んできて、さらに身を守ってくれるはずの家の下敷きになるのは、体だけでなく心も重く苦しいものです。

地震が起きる前にこそ、耐震に対してして対策をとっておきたいですね。