横須賀美術館

先日、横須賀美術館で開催中の「山本理顕展 コミュニティーと建築」を見に行ってきました。

この美術館を設計した建築家・山本理顕さん自身の展覧会ということで、
建物そのものが“展示の一部”のように感じられる、特別な空間でした。

白く透き通るような外観は、目の前に広がる海と背後の緑に包まれ、
まるで自然の一部のように佇んでいます。
全面ガラス張りのファサードからはたっぷりと自然光が差し込み、
建物の内と外がゆるやかにつながっていました。

展示では、住宅や公共建築の模型、図面、映像などが丁寧に紹介されており、
山本理顕さんがこれまでに手がけてきた建築の世界を、さまざまな角度から体感できました。

屋上にも上がることができ、外に出ると目の前には東京湾の美しい景色が広がっています。
海風を感じながら歩くと、建物が風景と一体になっていることを改めて実感しました。

そして、この横須賀美術館は2025年11月4日から2026年8月まで、改修工事のため休館となるそうです。
再開は2026年9月予定とのこと。
休館前に“建築家本人による展覧会”を観覧できたのは、とても貴重なタイミングでした。

改修を経て、また新しい魅力を見せてくれる日が今から楽しみです。