暮らし心地のよい家

先日、大光電気の新商品発表会に行ってきました。

セミナーもあり、とても充実した一日でした。

今回はコーディネーター3名で照明をテーマに連載します。

 私は基本的な照明計画のポイントについて書きたいと思います。

 

照明は、明るさだけではなく空間の演出、そして居心地を左右します。

私たち日本人に馴染み深い一室に主照明が一灯というスタイル。

私自身、こたつの上に紐の垂れたでんきが一つ。

そんな環境で育ちました。

この仕事に就き、初めて照明計画の奥深さを知りました。

 

日本では全体的に明るく、床を照らす照明を好む傾向にあります。

欧米では、主照明の他に壁や天井を照らす一室多灯が一般的。

床座式と椅子座式、生活様式の違いからとも言われています。

 

しかしソファやダイニングチェア、生活様式の変化と共に、私たち日本人の目線高も変化してきました。

 

一室多灯とは、沢山付けるという意味ではなく

灯を何か所かにあえて散りばめるイメージです。 


例えば、リビングにダウンライトを配灯する際

センターテーブル上部には手元を照らす用、

壁際にはわずかに壁面を照らすよう並べてあげるなど明暗を考えながら照明計画を立てます。

同じ空間でも印象が全く違うものになります。

 

一室多灯から得られる効果

その1 明暗差をつくることで明るさをより感じる

その2 空間の奥行を感じられる

その3 ファブリックのテクスチャーを引き立たせる

 

照明計画は暮らし心地に繋がる大切なものです。

こちらは、大光電機のオーダー照明。

ホテルのようなスイッチは勿論ですが

ベッドサイドに一灯あるだけで、くつろぎのプライベート空間を演出してくれます。


 つづく